アジアの星物語

世界天文年2009
Stars of Asia

概要

1. 出版の目的と「アジアの星」プロジェクト

 世界の民族には太陽や月、星、宇宙にまつわる神話や伝説が豊かに伝わり、祖先たちの宇宙観を今に伝え、文化の源泉の一つともなっています。もちろん、アジアにも。しかしいま学校やプラネタリウムで教えられている星の神話伝説は、ほとんどがギリシャ・ローマ神話です。そこで私たちは、国際天文学連合(IAU)が組織した世界天文年2009に際し、アジア地域の天体や宇宙にまつわる神話・伝説をアジア諸国の協力で集め編集して出版する「アジアの星」国際プロジェクトを開始しました。最終目標は、英語による出版と、それをもとに参加各国の言語に翻訳した各国版の出版と普及、そしてアジアの星と宇宙に関する豊かな神話伝説を、アジア地域はじめ世界に広めることです。今回その第一ステップとして、日本語版を出版します。この種の本の出版は、日本はもちろん世界でも初めてのことです。

2. プロジェクトの経緯

 この「アジアの星プロジェクト」は、海部(国立天文台名誉教授)が2008年のEAMA(東アジア天文学会議)で提案したことに始まります。提案に賛同した各国からの参加者が、2009年5月に三鷹で開催した「アジアの星」ワークショップに各国・地域にに伝わる多数の神話・伝説を英語にして持ち寄り、発表しました。参加は北から順に、モンゴル、中国、韓国、日本、台湾、ベトナム、インド、ネパール、バングラデシュ、タイ、マレーシア、インドネシア、太平洋諸島の13カ国・地域でした。
 本出版はこれら参加国の代表を国際編集委員として編集され、同委員会がすべての責任を負います(委員長は海部)。活動はすべて参加者のボランティアによるもので、出版された本の内容は学校やプラネタリウムなどでの教育・普及活動に自由に用いていただくことにしています。(出典:「アジアの星プロジェクト」)
 日本語版の出版については、日本の「アジアの星」編集ワーキンググループが編集作業を支援しました。今年2月に全体のモデルともなる日本語版を出版し、それに続いて各国版のもとになる英語版もハワイ大学出版局から、IAU総会がホノルルで開かれる2015年夏までに出版の予定です。参加した非英語圏各国では、英語版の最終原稿に基づいてそれぞれの翻訳と出版が進められます。本書(日本語版)の売り上げの一部は、そのための資金援助に充てられます。なお、出版・編集作業に関して、放送大学教育振興会及び天文学振興財団よりそれぞれご援助を頂いております。

3. 本の内容

 北から順に、モンゴル、中国、韓国、日本、台湾、ベトナム、インド、ネパール、バングラデシュ、タイ、マレーシア、インドネシア、太平洋諸島の13カ国・地域からの神話・伝説、合計68話を収録しています。
 パートIでは国・地域を主体にまとめ、パートIIでは太陽・月、惑星、星座、天の川など天体ごとの編集と、バラエティを持たせて編集しました。大人から子供まで楽しめる本を目指し、それぞれの話に現地の画家によるカラフルな挿絵を入れることで、神話・伝説を育んだ地域の民族性・文化性を伝えます。また巻末には、教師・解説者・親などのより深い理解のために、各地域の神話・伝説の背景となったインド、中国、太平洋諸島の宇宙観・文化とその流れについて、専門家による解説を加えました。

4. 今後の予定

 今後の主な予定は以下のとおりです。これら以外にも、講演会やイベントで宣伝する予定です。

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本の目次

 この本では、神話、伝説の内容のみならず、挿絵も重要な要素です。この本に集録されている豊かな色彩の挿絵は、それぞれの神話・伝説が生まれた国や地域の画家に自由に描いていただきました。多種多様な物語と挿絵を通じて、神話・伝説の背景である地域の文化、生活、伝統、気候風土等を感じ取っていただけたら幸いです。

パート1 アジアの人々に愛された星と宇宙の神話・伝説

Mongolia China Korea Japan Virtnam India Nepal Bangladesh Thailand Malaysia Indonesia Pacific

© 画像:
アジアの星国際編集委員会

パート2 太陽、月、星、宇宙と人々

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協力者


入手方法

申込書に氏名・住所・電話番号・冊数を記入し、万葉舎(下記)にFAXまたは郵送で送付すると、本と一緒に代金振込用紙が送られてきます。
送料は300円、2冊以上は無料になります。

申込書はここからダウンロードできます。

申込書の送付先
万葉舎:〒160-0001 東京都新宿区片町1-1 パレクリスタルビル

インターネットによる注文
一月末までに万葉舎のウェブサイト(http://manyohsha.co.jp)に記載され、そこからインターネットでの注文が可能になります。


問い合わせ先

本書の内容、およびアジアの星プロジェクトについてのお問い合わせは下記へ。

本の入手に関しては万葉舎(上記「入手方法」の項参照)にお問い合わせください。

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