国際ワークショップ

【報告】国際ワークショップを開催

「アジアの星・宇宙の神話と伝説(略称:アジアの星)」ワークショップ開催
アジア各国・地域から星にまつわる神話伝説を報告、共同出版へ

2009年5月11日から13日、東京・三鷹の国立天文台で、表記ワークショップが開催されました。世界天文年を機に、アジアに伝わる豊かな星・宇宙の神話伝説を各国の協力で集め、美しい本としてそれぞれの国で共同出版しようという計画の、重要なマイルストーンです。

新型インフルエンザも心配されましたがなんとか切り抜け、ワークショップは参加者の熱気とやる気に包まれて、大成功に終わりました。アジア11の国・地域から50名(バングラデシュ、インド、インドネシア、香港、韓国、ネパール、マレーシア、モンゴル、タイ、ベトナムから19名、日本から31名)が参加。中国、台湾、太平洋諸島地域の代表はビザなどの関係で残念ながら出席できませんでしたが、ストーリーを送っていただくなどしてそれぞれ紹介されました。あわせて13の国・地域から50あまりの話がきれいな絵などとともに報告され、太陽や月や星座にまつまるアジアの豊かな星・宇宙の文化を、参加者全員が共有することが出来ました。なお日本からは、アイヌのサマエン(北斗)、七夕伝説の一つ、浪速のトクゾウ伝説(北極星)、沖縄のむりかぼし(すばる)ユンタの4つを紹介しました。

さらに各国・地域の話の優先順、2冊を想定している共同出版本の具体的イメージや編集方針が議論され、最後に全参加国・地域の代表からなる編集委員会(委員長:海部宣男)を選出しました。今後、年内に基礎となる英語版の編集を追え、2010年前半には共同出版にこぎつける目標を確認し、楽しく充実したワークショップを終了しました。「アジアの星」プロジェクトはこれで前半のヤマ場を越え、いよいよ出版に向けた仕事に入ってゆきます。

ワークショップの事務局として活躍された吉田二美さんをはじめ、矢治さんなどLOC(世話人)の方々、日本やポリネシアの星伝説を紹介いただいた北尾浩一さん、後藤明教授、また資金面などで援助をいただいた国立天文台・天文学振興財団・放送大学教育振興会に感謝します。

(海部宣男)

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ワークショップでは参加した11の国・地域の代表者から次々に様々な月や星座にまつまるストーリーが美しい絵とともに紹介されました。(クレジット:「アジアの星」WG)
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共同出版本の編集委員会では具体的な本のイメージや編集方針について白熱した意見がかわされました。
(クレジット:「アジアの星」WG)