LIFE AT NAOJ
国立天文台での生活

三鷹キャンパスの紹介

国立天文台三鷹キャンパスは東京都三鷹市に位置している国立天文台の本部キャンパスです。日本の天文学研究の中心的な場所として、国立天文台の研究施設や観測装置の他にも、キャンパス内には日本天文学会の本部や東京大学天文学教育研究センターもあります。

同キャンパスは自然に恵まれ、春には桜や新緑を、秋には紅葉を楽しむことができる他、時には東京では珍しい野生動物を見ることもでき、昼休みにはキャンパス内を散策して春夏秋冬の景色を楽しむ職員や学生等も多くいます。

キャンパス内施設

三鷹キャンパスには、天文学研究のための建物はもちろんのこと、研究者を始めとする職員等や大学院生が効率良くかつ快適な研究生活等を送るための施設が点在しています。また自然に恵まれたキャンパスには、サッカーや野球等を楽しめるグラウンドも整備されています。ここでは、研究生活を充実させるための一助となる施設、あるいは空いた時間に訪れ見学できる施設の一部について簡単に紹介します。

図書室

図書室では、日本における天文学関係の拠点図書室として、天文学や宇宙科学およびその関連分野の図書や雑誌、視聴覚資料、マイクロフィルム等を収集・整理・保存しています。和漢書のみならず洋書も数多く収蔵されています。

図書室

コスモス会館

コスモス会館は、三鷹キャンパスにある宿泊施設で、単身者向け・世帯向け居室の他、単身者用の共同キッチン等が備えられています。


食堂・売店

三鷹キャンパスには、平日に開店している食堂と売店があります。食堂では昼食をとることができ、売店では飲み物、軽食、お菓子、文具、雑貨の他、国立天文台グッズ等を購入できます。

食堂・売店

保育ルーム星の子

保育ルーム・星の子は三鷹キャンパス内にある、国立天文台職員や関係者が養育する未就学児(生後57日目から小学校就学前の乳幼児)のための保育施設で、利用資格や入園基準を満たした場合に入園することができます。利用形態は、月極利用と一時利用があります。

4D2U(Four-Dimensional Digital Universe)ドームシアター

4D2U(Four-Dimensional Digital Universe:4次元デジタル宇宙)とは、空間3次元と時間1次元を合わせた(4次元)宇宙を、デジタルデータで可視化したものです。4D2Uドームシアターは、最先端のコンピュータによる3次元シミュレーションデータや観測データを可視化し、目の前の立体映像で手に取るように再現する映像空間で、国立天文台4D2Uプロジェクトにより開発されました。

4D2Uプロジェクト
4D2Uドームシアター

有形文化財

三鷹キャンパスでは合計10件の建造物が国の有形文化財に登録されています。現在の港区麻布にあった東京帝国大学(現在の東京大学)付属東京天文台が三鷹への移転を決定し建設工事を開始したのは1914年。その後、移転が完了したのは1924年です。その時代に建設され残されている歴史的建造物が、有形文化財に登録されています。

三鷹キャンパスの建造物7件が登録有形文化財に

星と森と絵本の家

三鷹キャンパス内には、「星」、「森」、「絵本」、「家」をテーマにした展示施設「星と森と絵本の家」があります。三鷹市が運営していますが、1915年に建てられ90年近くにわたり国立天文台の職員宿舎として使われていた建物と調度品を利用しており、国立天文台も運営に協力しています。

三鷹市星と森と絵本の家ウェブサイト

日本語教室

国立天文台では、国立天文台に在籍し日本国内に在住する外国人研究者・学生等の日本での生活をより快適なものにするため、日本での生活に必要な挨拶や簡単な会話を習得することを目的として、外部の日本語講師を招いた初級・中級レベルの日本語教室を無料で提供しています。

クラブ活動

三鷹キャンパスでは、昼休みや業務終了後の時間を利用して、サッカー部、野球部、バドミントン部、テニス部、合唱部等のクラブ活動がおこなわれています。

国際交流活動

国立天文台国際連携室では、台内の外国人と日本人、あるいは外国人同士の交流を目的としてイベント等を開催・運営しています。例えば、日本の伝統行事に合わせた国際交流パーティー(年に1~2回)を開催しています。